地域脱炭素を実現するための勉強会(第3回)

 8月18日、地域脱炭素勉強会の第2回が船堀コミュニティ会館で開かれました。勉強会では、参加する自治会・町内会や区民の方々の「暮らしの中の困りごと」から、その解決策を考えるワークショップを開催しました。

 講師は千葉商科大学の田中信一郎准教授。車座になった参加者それぞれが出す困りごとをその場でイラストや図式にまとめていくグラフィックレコーディングの手法でまとめていきます。「年金生活なので生活費が心配。車を手放すか悩んでいる」、「地域の担い手が少ない」、「子どもが自立し、人が減った」などなど、様々な困りごとが出されていきました。

 これに対して、田中准教授からは、「たとえば、省エネ・高断熱の家にリフォームしたら、①住み替えることで子育て世代に引き継げる、②光熱費が下がって生活費の負担が軽くなる、③介護が必要となる脳梗塞等の発病リスクが下がるのではないか」として、温暖化対策の手法をよりよいくらしのためにどう使うかが重要であり、その江戸川区バージョンを作ろう、というまとめになりました。