中之条電力に行ってきました

 10月21日、群馬県中之条町に行ってきました。市民電力連絡会の連続講座の一環で、中之条町役場が設立した新電力事業体を見学するためです。中之条町では、2011年3月の東京電力・福島第一原発事故を受け、町長主導でエネルギーの地産地消に取り組み、町が設置したメガソーラー発電所の電気を町の施設に供給する新電力「一般社団法人中之条電力」を設立しました。そして、電力自由化にあわせ、家庭向けに電力を小売りするため子会社「中之条パワー」を設立し、町民向けの電力供給を始めています。

 メガソーラー発電所は、リース会社が建設したものを借り受けて売電しているため、町は建設費用を負担せずに済み、用地を土地収用法を使って取得するなど、色々な知恵が駆使されていました。自治体主導による地域新電力事業体は全国に10か所ほどあるそうです。こうした自治体が増えていけば地域再生に役立つと思います。