温室効果ガスである二酸化炭素の最大の排出源はエネルギーです。地域で二酸化炭素を減らすにはどうしたら良いか。私たちは、二酸化炭素を出さないエネルギーを自分たちで作ろうと考えました。
それが「市民立発電所」です。資金調達から建設、運営まで市民がまかなう「市民立」の発電所です。1999年7月、第一発電所は完成しました。太陽光発電による出力5.4kWの発電所です。建設費用は590万円かかりました。
市民立第一発電所 は、区内のお寺「寿光院」にあります。この発電所は地域の財産です。お寺は、地域にとって公共の場であることから建設を決めました。見学を希望する場合は、事務局までご一報ください。
助 成 金 (220万円) |
国の外郭団体(新エネルギー財団)と環境NGO「自然エネルギー推進市民フォーラム」から助成金を受けました。 |
電力収入 (210万円) |
寿光院は、市民立発電所からの電気を使う一方で、余った電気を電力会社に売ることができます。電気料金と売電収入をあわせて10年分を一括前払いしていただきました。 |
寄 付 金
(42万円) |
一口5千円の寄付を募りました。 |
借 入 金
(118万円) |
助成金、電力収入、寄付金をあわせて足らない金額については、NPOバンク「未来バンク事業組合」から借り入れをしました。 |
ところが、電力会社の買い取り価格は22円/kWh。再生可能エネルギー先進国ドイツ(55円/kWh)の半額以下。そこで、kWh当たり33円について、証書として販売し、本来の価値を評価しようと考えました。
証書の名前は「EDOGA-WAT」。購入単位は30kWhで1,000円です。
購入していただいた方には、証書のほか、太陽光発電パネルをあしらったバッチ、コミュニティー通貨「えどがっわっと」を差し上げます。
市民立第二発電所は、区内にある高齢者グループホーム「ほっと館」です。NPO法人「ほっとコミュニティーえどがわ」が運営を行っています。また、建設資金の一部については、リユースショップの収益を環境問題の解決に使うNPO法人「エコメッセ」から資金提供を受けました。
第二発電所には出力3kWの太陽光パネルが設置される計画ですが、このパネルは、都内にお住まいの河田鐵夫さん(PV-Net会員)から格安で譲っていただきました。
発電所建設には120万円程度かかります。市民による再生可能エネルギーを支えるため協力をお願いしました。一口1,000円で、十口以上ご寄付いただいた方はお名前を表示させていただいています。
郵便振替 00120-8-353243
口座名義 足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ