●実際の消費電力量がカタログ値の3倍を超える?!
  せっかく省エネ冷蔵庫に買替えたのに、、、

●なぜメーカ表示値と実測値が異なるのか

浦安市にお住まいのHさんよりのメール情報

消費電力量がカタログ値で210kWh/年の省エネ冷蔵庫に買替えたHさんはその省エネ効果を実感しようと、コンセント差込み型簡易電力測定器エコワットで実測した。ところが、、、

私はとても楽しみにしていたので データに関しては、とても残念でならないのです。もちろん私の使い方もあるでしょうが、、、、。このあたりは、メーカーさんに詳しく問い合わせます。 冷蔵庫の扉を開けましたところ、 210KWH/年 とありました。しかし、エコワットで調べたところ495時間/39.9KWH/999円という数字になりました。これは、4月半ばの数字です。このまま単純に考えますと、1年間で17000円ほどの電気料金となります。 広告によくある「年間電気料金5000円」とはかけ離れた数字です。

このメールをもとに計算すると、、、

カタログ値
実測値
210kWh/年
 

706kWh/年
表示値の3.4倍

* Hさんは次のような冷蔵庫の買換えをしています。
 買替前: 東芝GR-A220AD (216L)1992年12月購入
 買替後:三菱MR-G40NE (401L) 2004年2月購入


月刊消費者2004年7月号の記事によれば、下記グラフのとおり、各社ともカタログ値と実測値が2〜3倍程度乖離していることがわかった。Hさんの使い方が悪いためと一概には片付けられない。

*dataは、2004年の最新の大型冷蔵庫。室温25℃で生活に近いように庫内に水や缶ビールを入れて測定している

新聞報道によれば、カタログ値の測定条件であるJIS規格が実際の使用条件と大きく乖離しているため。ヒーター類の使用条件が異なることがその原因のようである。

しんぶん赤旗の報道記事より
「 なぜ実態とかけ離れた数値になるのか。大手家電メーカーによると、「JIS規格は、ヨーロッパの2ドアタイプの冷蔵庫をベースに作られているため、結露防止ヒーター類、野菜の凍結防止などのための温度保証用ヒーター類などの機能は通電しない状態で試験している」として、「冷蔵庫の消費電力が、カタログ記載と実際の数値で大きく異なるのは事実。二―三倍の差になることもある。消費者に正確な情報が伝えられていないことは問題だととらえている」(三菱電機冷蔵庫製造部品質管理課)。同社では、「すでにカタログの(電力消費量に相当する)“電気代”の項目を削除している」といいます。
(中略)
日本電機工業会・江藤一哉家電部業務課長の話 現行JIS規格による試験は、凍結防止用ヒーターなどのスイッチを切った状態で実施することに決まっており、結果として表示した使用電力量と実態が離れるようになってきた。この事態は、改善が必要。新しい測定方法を検討している。」

これらの状況より、京都 省エネラベル協議会のHPでは、冷蔵庫の省エネラベル添付の中止についてのお願いがなされています。カタログ値と実測値の乖離については、カタログ値の測定方法について対応が必要な状況であるといえるでしょう。

●省エネ冷蔵庫買替えの効果はないのか?
 

省エネ冷蔵庫の消費電力量がカタログ値より実測値の方が2〜3倍程度も大きいということは、「省エネ」を期待して購入されたユーザーにとって、ショッキングな事実ですね。

しかし、だからといって買替えによる省エネ効果がないとは言い切れませんカタログ値が実測値より小さくサバ読まれているのは今に始まったことではないからです。

では、買替えによる効果はあるのでしょうか?

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