足温ネットの活動の歩み

これまでの活動を紹介します。
代表的な活動はフロンガス回収市民立江戸川第1発電所建設ものぐさ省エネ&節電所です。

足温ネットは江戸川区の住民が中心のメンバーで地域を基盤に活動しています。外部の様々な市民団体との連携や交流も行なっています。その中で知ったことは、大消費地東京での日常生活の裏側には、ダムや原発の立地、ゴミ処分場、海外では木材や食料の生産地などで破壊される自然や地元社会があることです。私たちの生活の影で消えていくものの訴えに私たちなりに答えて行きたいと思っています。 会の目的>>


1997年 1月 東京都江戸川区内在住の環境NGO/NPOメンバーや市民らが任意団体として足温ネットを設立
  6月

江戸川区内の自動車解体業者らの協力を得て、廃棄カーエアコンからのフロンガス回収の市民プロジェクトを開始  →9月に江戸川区が事業化

  11月 気候変動枠組み条約第3回締約国会議(京都会議)に参加し、フロンガス問題に関するワークショップを開催
1998年 4月 フロン対策東京連絡会を結成、東京都公害防止条例改正に向けてフロン対策の市民案を発表
  アースデイで市民による地球温暖化活動推進法づくりに参加
1999年 7月 市民立・江戸川第1発電所(太陽光・5.4kW)を建設
2001年 2月 特定非営利活動(NPO)法人として東京都より認定を受ける
  4月

市民版グリーン電力証書EDOGA-WATを発行
省エネ分電盤を試作

2002年 3月 省エネ製品などへの買換えで省エネ度を競う省エネゲームを開発
全国地球温暖化防止活動センター事業として開催
6月 環境省の募集した政策提言に応募し、優秀提案を受賞
環境副読本『ハルナの力』を出版
2003年 4月 Ecoエコ省エネゲーム出版(合同出版)
8月 東京都消費生活センターで省エネゲームを実施
省エネ家電買替融資およびモニター事業を実施
11月 江戸川エコセンター設立に参加

フロンガス回収

当時(1997年)、江戸川という地域で何ができるかを考ました。江戸川区には都内にある自動車解体業者の6割、約100か所が集中。解体の際にカーエアコン冷媒であるフロンガスが年間約30tも放出されるがままであったことに注目しました。フロンガスは二酸化炭素の数千倍の温室効果 (1)をもち、65%がカーエアコンの冷媒に使われていることがわかりました。わずかでも回収できれば二酸化炭素の削減よりも大きな温暖化防止効果かがあるだろうと地元解体業者とフロン回収機メーカー、回収したフロンを破壊する廃棄物処理会社のボランタリーな協力を得て2か月で15kg程のフロンを回収しました。

これをきっかけに 足温ネットが働きかけて、解体業者と江戸川区公害対策課との3者で解決策を探りました。区が10台の回収機を購入して解体業者に貸与し、業者は無償で回収に協力、回収したフロンは千葉県のフロン破壊工場でガラス原料に再利用するシステムを整えました。運搬と破壊費用は区が負担し、年間約5tのフロンを回収しました。この回収量は2000年の一人当たりの二酸化炭素排出量が9.4t (2) であるので 年間数1000人分の排出量に相当します。また、フロン回収の法制化を目指す『フロンネット』に参加し、2001年6月フロン回収破壊法が成立、2002年4月より施行されています。

出典
1)http://uzumaki5.hp.infoseek.co.jp/など
2) http://www.jccca.org/education/datasheet/02/data0202_2000.html

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市民立江戸川第1発電所建設(太陽光発電:出力5.4kW)

国内で排出される温室効果ガスの90%超える二酸化炭素の大きな排出源は大型火力発電所です。江戸川に市民の力で二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーを作ろうと、計画から資金調達、設置、運営まで全て市民が関わる「市民立」の太陽光発電所として注目を集めています。設置場所は区内の寿光院 というお寺の屋根。 年間約6000kWhを発電し、余った電力は東京電力に売ってます。一部は皆さんの家庭にも届いているかも。

太陽光発電設置には600万円程度の多額の初期投資がかかりました。売電でそれを取り戻すのに20年以上かかってしまいます。これでは市民に受け入れられません。そこで早く初期投資が回収できて損をしないクリーンエネルギーが作れることを証明したいとの思いで、足温ネットでは「地域通貨付き・市民版グリーン電力証書EDOGA-WAT」を発行販売し、初期投資を9年半で回収する計画を実施しています。皆さんからの支持を広げつつあり、順調な返済を実現しています。このようにクリーンエネルギーを支えるには発電した電気を環境にやさしい電気として評価する新システムが求められています。

また自然エネルギーを普及を考えるだけでなく、電力需要のピークを抑制することによって無駄な発電所を作らなくてもいいようにすることも考えています。毎年夏のたびに更新される電力需要ピークに備えるため、他の時期にはほとんど必要のない発電所が建設される。その解決の一つとして電力需要がピークに達する真夏の昼間に最も威力を発揮する太陽光発電設置は有効手段なのです。都会のエネルギー消費のため原発や揚水発電ダムの建設予定地になる地元の人々は今も賛否をめぐって対立させられているのです。

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ものぐさ省エネ&節電所

省エネというと我慢や生活レベルを下げるなどの精神論的な話を連想しがちです。足温ネットでは省エネを少し違った角度からとらえて皆さんに紹介しています。それが『ものぐさ省エネ』と『節電所』です。

努力や我慢をせずに、寝ててもできる省エネだったら始めて見ようかと思いませんか?『ものぐさ省エネ』ならば省エネ製品などのハードの選択という方法によって合理的に省エネさらには二酸化炭素排出量を減らすことができるのです。『ものぐさ省エネ』がどのくらいすごいのかワークショップ形式で体験できるのが足温ネット開発の省エネゲームEcoエコ省エネゲームという名前で合同出版からも出版されています。なんと二酸化炭素排出量40〜60%削減も夢ではないのです!

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『ものぐさ省エネ』で省エネできたら地球にやさしい生活だけでなく、当然財布にもやさしい生活ができます。これを逆手にとると、エネルギー浪費旧家電を省エネ新家電に自腹をきらずに、もしくはかなりな割安で買換えることだってできます。これを実現したのが省エネ家電買換え融資制度です。現在省エネ冷蔵庫買換えの無利子融資を行なっています。

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発電所は聞いたことあるけど『節電所』って何? 一家庭で省エネした節電量を街ぐるみでまとめてみることを想像して下さい。勘のいい方は気付かれたことと思います。そうです新しい発電所が一つ立つのと同じ効果が生まれるのです。節電は発電と同じ意味があるのです。1か所に大規模な発電所を建設するのではなく、分散した節電所を「面」として展開させるのです。私たち江戸川区民などが使う大都市圏のエネルギーをまかなうのに、発電所建設予定地の自然や地域社会までを破壊する必要はないのです。大都市圏だから有利な分散型エネルギー創出方法で、都市に住む私たちなりの工夫をはじめてみましょう。

節電ならさらにいいことにお金も浮いてきます。例えば自治体自らが節電所になり浮いたお金を原資とした基金として自然エネルギー導入、省エネ製品買換え助成などの環境施策に当てることも可能なのです。たとえば、川越市では節電運動で年間5000万円もの光熱費を節約しています。足温ネットではこのような環境政策の一環としても重要な意味を持つ『節電所』の環境政策提言を行ない、平成14年度の環境省環境政策提言で優秀提言に賞されました。

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活動目的 (足温ネット定款3条より)
気温上昇や異常気象など気候変動によって地球上の全ての生態系に深刻な影響を及ぼす「地球温暖化」問題に対し、この原因が人間の産業経済活動や生活によって排出される二酸化炭素等の温室効果ガスであることに鑑み、その排出削減を市民が地域レベルから取り組むことにより、持続可能な地域社会ひいては持続可能な地域社会の実現に質することを目的とする。

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