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「新たな発電所の建設が必要になるのは、人々のエネルギー消費が増えるため。だからまず、家庭からの省エネを。ライフスタイルの変更を」とよく言われる。ところが、発電所の増設が必要になるのは、電力消費ピークの時に電気が足りなくなるためである。電気は保存できないからその時に発電しなければならない。
電力消費ピークは年間8760時間の中のわずか10時間程度に過ぎない。しかも北海道以外では、夏場、気温が最も高い日、平日日中、午後2−4時と決まっている。その時間帯は産業の電力需要が大きいときで、家庭の電力消費は少ない時である。家庭だけでは電気消費全体の四分の一程度で、しかもピークの時間帯は消費の底になるので、ピークに対する影響は1割を超えないものと推定できる。
つまり家庭が省エネを努力してもピークはほとんど減らないため、発電所の限りない増設を食い止めることはできない。
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