すぐに買換えて本当にいいの?
解説13

冷蔵庫のLCA
経産省環境調和産業推進室LCAプロジェクト報告会資料(H15.6.20)より

さて、買い替えをするとなると今まで使っていた製品を捨てなければなりません。省エネ製品でなかった古い製品を人に譲ったとしても、その人の消費量が増えてしまいますから社会全体では減りません。一方で捨てたり新たな製品を作ったりするエネルギーも気にかかります。

結論から言うと、一日の中でめったに使わないもの、エネルギー消費量が小さいものは壊れるまで使いましょう。使わずに我慢できるものなら買い換えるよりも「使わない」ことが重要です。しかし冷蔵庫のように使わないことができないもの、消費量が大きいものは買い換える必要があります。また、状況的に「どうしてもエアコンなしでいられない」という場合も同じです。

グラフは12年間冷蔵庫を使った場合の、エネルギーのLCA(ライフサイクルアセスメント=生産から廃棄までの環境影響評価)です。エネルギーの92%が使用時に使われています。素材に7%です。ということは、資源としてリサイクルされれば無駄は減らすことができます。組み立て・輸送・廃棄が計1.2%です。


一方、省エネ冷蔵庫では運転時のエネルギー消費が1/5(解説7参照)ですから、92%が18%に下がることになります。それを計算すると、省エネ冷蔵庫に買い換えて1年4ヶ月を超えると、節約したエネルギー量が素材から組み立て・輸送・廃棄までにかかるエネルギーを上回ることになります。

せっかく買った省エネ製品は末長く使うことが重要です。また、「省エネが十分に進んでいないもの、使わなくてすむものは買い換えないこと」が重要ですね。

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